前回の投稿から1ヶ月経ちました。
現在のドバイの状況をお知らせしたいと思います。
4月24日
ラマダンが始まりました。と同時に、突然の規制緩和が発表されました。
・朝6時~夜10時までは、生活に必要な最低限の外出はドバイポリスの外出許可がなくてもOK。但し、外出の際は必ずマスク着用のこと。違反した場合は罰金AED 1,000(約3万円)が課せられる。
・上記以外の時間帯は引き続き消毒作業が行われるため外出禁止。やむを得ず外出する場合は、ドバイポリスの外出許可が必要。
・自宅近辺での1~2時間程度の屋外での運動OK。同行者は3人まで。
・モールやその他の商業施設(飲食店を含む)は、入店制限(キャパの30%)を行った上で、正午から22時までの時間限定にて営業再開。但し、12歳以下の子どもと60歳以上はモール入場禁止。
・ドバイメトロ運行再開、但し「社会的距離」を保つための入場制限及び乗車制限を行った上で朝7時~夜11時まで運行。
・ラマダンに際して、2親等以内の親族を訪問してもよい。
・タクシーや自家用車の乗車可能人数は運転手を入れて3人まで。但し、自家用車に1親等以内の家族で乗車する場合は3人以上でもOK。
・企業は従業員の30%の出社を認める。会議会合はやむを得ない場合のみ5名までなら可。但しマスク着用必須。
5月4日
ラマダン直前から、コロナの影響で失業したにも関わらず、旅客機が運休等のため自国へ帰れない人や、その他諸事情により困窮している人に食事を提供するための募金活動「10 Million Meals」が行われていましたが、あの、世界一高いビルのブルジュ・カリファが募金活動に一役買って出ました。
その名も、「The World’s Tallest Donation Box /世界一高い募金箱」です。
これは、ブルジュ・カリファのライトショーのLEDライト120万個を1個AED 10(約300円)で売り、ライト1個=1食分として「10 Million Meals」に寄付するというものです。
ブルジュ・カリファのライトが自分のものになる!しかも人助けになる!
ということで、これが発表された翌日にはサーバーがダウンするほど募金が殺到しました。
実はわたしも、発表されてすぐに25個買いました!
ライトを実際に手にできるわけではなく「所有権」を買うだけですし、ライト1個が1cmもないほど小さいので、どれが自分のライトか分かりませんが、下の写真のように、買ったライトの番号が発行されます。
5月12日
・公園の閉鎖解除。同行は5人までOK。
・ホテルのプライベートビーチの閉鎖解除。プール、スパ、サウナ、ジムは依然閉鎖中。パブリックビーチも依然閉鎖中。
・5人までとの人数制限付きで各種アウトドアスポーツ、スカイダイビング、ボートセイリングの再開許可が出る。
・22時~翌06時までは外出禁止の制限付きで国内旅行OK。
5月13日
・The World’s Tallest Donation Boxが、わずか9日で120万個のライトを完売しました。
こちらで完売を祝う動画が見られます。
・ラマダン明けに、モールは現行の入場制限を続行した上で営業時間を、平日は10時から夜22時まで、週末は夜24時まで営業すると発表。
このように、次々と規制が緩和されてきている今日この頃ですが、残念なことに感染者数は増える一方で、
最新の発表では過去最多の783人となりました。
皆さんが一番気になっているのは、いつまたドバイへ観光旅行に行けるのか?ということだと思いますが、政府の発表では観光業が再開するのは早くて7月とのことでした。
アブダビのエティハド航空は、早ければ6月16日から一部の旅客機の運行を再開すると発表していますが、ドバイのエミレーツ航空は今のところ何も発表がありません。
現在、外務省はUAEを「危険度レベル3:渡航中止勧告/渡航は止めてください」としているため、日本便の運行再開はこの危険度が下がってからとなるかもしれませんね。
ドバイは規制緩和で交通量も少しずつ増えてきていますが、まだまだ基本は「不要不急以外の外出は控えるように」となっており、弊社もオフィス勤務の社員はリモートワークをしています。
なかなか先が見えない状況ですが、いつまた日本からのお客様が来てもいいように準備は怠らないようにしています。
また皆さんとお会いする日が一日も早く来ることを願って・・・。
Marhba Vacation Home Rental LLC
いとうあゆ美